生理期間が長いときの原因と治療法について

一般的な生理期間は、3日から7日ほどと言われていますが、この期間を過ぎてもなかなか生理が終わらない、特に8日以上と長い生理期間が続くことを「過長月経」と呼ばれています。
過長月経には主に2つのタイプが挙げられ、それぞれに違った原因が考えられているのです。

まずは婦人科の病気などが原因とされている「器質性過長月経」は、主に子宮筋腫や子宮腺筋症などいった子宮や卵巣などに疾患がある場合に該当します。
さらに「無排卵性出血」という、排卵されていない出血を生理だと勘違いしてしまうこともあり、こちらの症例の特徴としては、月経量が少なくダラダラと期間が長引く傾向にあると考えられているのです。

次に女性ホルモンやストレスなどが原因とされている「機能性過長月経」は、主に過度なストレスによって、女性のホルモンバランスが大きく乱れてしまうことがあります。
その際に体の不調のサインとして、生理周期の乱れや月経量などに影響がでてくることがあります。
このように、どちらの症状も長い生理期間が続いてしまうために、貧血や立ちくらみといった症状があらわれやすくなるので注意が必要です。

特に病気が原因の器質性過長月経は、子宮がんの初期症状といった可能性も考えられます。
定期的に過長月経の症状があらわれたり、また月経量も多く生理痛がひどい場合は、自己判断は危険ですので、速やかに産婦人科に受診して医師に相談しましょう。

ここで気になるのは器質性過長月経の治療法ではないでしょうか。
まず基礎体温やホルモン検査といった検査をし、この検査結果で無排卵性出血と診断された場合は、薬による治療が開始されます。
ですがここで注意してほしいのが、妊娠を希望している方としていない方では治療法が異なってくるのです。
妊娠を希望している場合は、排卵誘発剤という排卵を促す薬の服用し、妊娠を希望しない場合は、ホルモン療法といって女性ホルモンを補充させるための経口避妊薬を服用していきます。

その他に考えられる子宮の病気が原因だった場合は、病気の種類や症状の程度、さらに年代によっても治療法が変わってくるので、血液検査や更年期障害などの診断が新たに必要になってくることがあります。
そして万が一病状が進行している場合は、手術になる可能性があるのです。
薬の治療ではどうしても限界があるため、病気の進行を抑えることはあっても、完治させるのは難しいのです。
このように過長月経は、様々な病気が潜んでいる可能性があるので、少しでも症状が当てはまる場合は、早めに産婦人科に受診するよう心掛けましょう。

生理期間が長いときの対処法

過長月経が初めての方や不定期で症状が長い場合は、ホルモンバランスの乱れが主な原因として考えられています。
特に10代や20代といった若い世代は、過度なダイエットを繰り返したりすることで、食生活や生活習慣などが乱れやすくなっています。
女性の体は非常に繊細で、些細な変化でも体調にあらわれることがあります。
ですから、対処法の一歩として、今の自分の生活習慣を見直すところから始めてみましょう。

具体的に何をするべきなのか、それは食事や睡眠、そして運動といった人間にとって大事な行為の改善を心掛けていきましょう。
特に睡眠は、様々なホルモンの分泌を促していき、さらに睡眠の質が高いほどにホルモンの分泌が増加されていくのです。
また翌朝に気持ち良く目覚めるためには、ゆっくりとお風呂に入り一日の疲れをとったり、寝る前に軽くストレッチをし、血の巡りを良くさせることも体をリラックスさせる効果があるのです。

さらに食生活もホルモンバランスにとって重要な働きがあります。
現代人の食生活は昔と比べると、食の欧米化が進んでいます。
さらに手軽に食べることができる、ファストフードやジャンクフードは、栄養素が偏っていることがあり、また高カロリーのものが多い印象です。
こうした食生活は、ホルモンバランスの乱れに繋がっていくのです。
積極的に摂取していきたいのは、女性ホルモンの分泌を促してくれる魚類や豆類などといった食材で、体の中のホルモンバランスを整えていきましょう。